SI2021 May Edition直前、知っておきたい3つのTips

1. はじめに

  いよいよ明後日ですね、Six Invitational 2021!有休の貯蔵は充分ですか?

 ご承知の通り、本来、2月に実施予定だったSIがコロナ禍によって5月に延期になって今日にいたるわけですが、ちょっと急だった&若干のほんとにやるんか?感があったことから、あまり界隈に前夜祭感が出てない気がします。私も、2月は結構気合い入れて記事書いたり諸々の準備をしたりしてたんですが、今回は座して開始を待つのみです。

 ただ、何もせず本番を迎えるのも味気ないので、本稿では、以前何となく調べてたSI周りのあれこれを皆さんに共有したいと思います。しょうもないことばかりですが、雑学、トリビア的に頭の片隅に置いといていただけると、もしかしたら明後日からのSIを1%増しくらい楽しめるかもしれません。全部で3つあります。よろしくお付き合いください。

2. いろいろ

世界大会の地域別星取表 

  まずは、これまで5年ちょっとの間行われてきた世界大会において、EU、NA、LATAM、APACがそれぞれどのような戦績だったのかについて見てみましょう。

f:id:Vongole_Domingo:20210509115518p:plain

 SI2017から最後に行われた世界大会であるSI2020までの全205試合をまとめました。これを見ると、現在の地域ごとの序列はEU>NA>LATAM>APACであると言わざるを得ませんね…。圧倒的な勝率がそれを物語っています。

 ただし、これまではこの序列だったかもしれないですが、SI2021でそれが逆転する可能性は大いにあります。メタの変化+今回の圧倒的な試合数ですね。撃ち合いが重視される昨今の環境ではラウンド取得のための不確定要素が多いので”ワンチャン”が大いに起こりえますし、1年半、地域外に出れなかったことでLATAM、APACが蟲毒的に化けている可能性もあります。数字の上では、圧倒的な試合数、全95試合がこの1大会だけで行われますから、LATAMやAPACが背負ってきた借金を全額返済するかもしれません。見逃せないですね。

非公式世界王者の行く末

  よく、サッカーで語られる概念なのですが、非公式世界王者というものがあります。

ja.wikipedia.org

 ボクシング形式で、タイトルホルダーを倒したチームがチャンピオンだよね、という感じでどんどんベルトが世界を周っていく…というものなのですが、これをシージに適用するとどうなるのか、調べてみました。SI2017 チャンピオンのContinuumを初代「非公式世界王者」と定め、試合に負けたら王者交代のルールでどのチームが現在ベルトを持っているのか追跡しました。SiegeGGをソースにしているので、そこに記載されていない試合は追っていません。あしからず。

f:id:Vongole_Domingo:20210509121732p:plain

 ということで、現非公式世界王者はMirageとなりました。だいたいいつも、世界大会でベルトが渡って地域内をグルグルしてまた世界大会に戻ってベルトが優勝者に渡る…という流れだったのですが、今季のNAは魔境でしたね、ベルトは世界大会に還ってきませんでした。Mirageさんには向こう3か月、大事にベルトを磨いてもらって夏のMajorに出てきてほしいです。

ちょっと期待してるジンクス

  ジンクスってほどでもないのですが、「世界王者がAからBに代わる時、直前の世界大会でBがAからマップをもぎ取っている」という流れがあるように思います。SI2019 で優勝したのはご存知の通りG2ですが、その大会で唯一マップを獲得したのはSSG、翌年のワールドチャンピオンです。

 サンプルはこれだけですが、ちょっと脚本があるんじゃないかってくらいうまくできたストーリーなので、今年もこの流れに期待したいところです。ちなみに、該当してるチームはTSMとNiPです。

3. おわりに

  オチが弱いのですが、こんな感じのTipsを共有したくて書いてみました。皆さんも何かあればTwitterなどで教えてください。泣いて喜びます。よろしくお願いします。